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日本の未来 石川の未来③(3月27日放送分~最終回)

<会社の存亡に直結する事業再生。誰に相談すればいい?>

こと経営者や会社のことについては、全ての事情を知る身近な存在として、税理士がよき相談者であるべきだと思います。

<税理士は税金の専門家という印象だが?>

税理士は、経理を通じて、その会社の懐具合をいちばん理解している存在ですから。場合によってはその会社の経営者とか経理担当者よりも、もっと状況を理解していてもおかしくないでしょう。

それと、いろんな会社と接触していて、そこで起こっているさまざまな出来事を生で経験していますからね。成功例も、失敗も。

弁護士さんのところに行くと、適切なアドバイスが貰えます。これは自己破産したほうがいいとか、民事再生でいきましょうとか。でも弁護士さんは経営のプロではない。民事再生でも何でも、とにかく仕事を続けていくのであれば、経営そのものを立て直さなければいけません。でないと、必ず同じ道を辿ることになる。

だからこそ、税理士はいろいろと勉強すべきだと思っています。金融のことも、民事再生法のことも、税理士の試験科目にはありませんからね。
もちろん机の上で勉強するだけではダメで、現場を経験する必要がある。
弁護士さんや司法書士さんなど、異業種の専門家の方たちと提携する必要があると思います。

仲のいい弁護士さんに言われたことがあります。
「弁護士は、ある意味会社を殺す仕事。税理士さんは大変だね。だって、ひたすら生かす道を探さなきゃいけないんだから」
でもね、大変だからこそ、やりがいと喜びもあるのだと思ってます。

<TAXMANはどのような取り組みを行っているの?>

自分で言ったことに自分で答えてるようですが、実は、専門家の人たちと、再生支援のためのチームを組んでいます。
Team Renovationと言いまして、弁護士さんがお2人、タックスマンを含めて税理士2名、社会保険労務士さんに司法書士さん、そして企業再生を手がける経営コンサルタント、M&Aコンサルタントと言うメンバーです。

もちろん優秀で経験豊富な方たちばかりです。発足間もないですが、現在5件、8社ほどの再生・M&A案件を手掛けています。
タックスマンが今まで苦闘しながら再生、M&Aに取り組んできたことで獲得することが出来た人脈です。
みんな個性的ですが、先輩・友人として、飲んでも楽しい仲間でもあります。
地域経済が苦境にあるとき、そう、今こそ出番だと思っています。

<銀行から融資を断られるような中小の企業でも何とかなる?>

正直、どこでも、と言うことではないかもしれません。事業停止を選択せざるを得ないケースもあります。
でもね、先週お話したとおり、あなたの会社に、他に負けない価値があって、借り入れ返済さえなければやっていける。そのような会社には、未来があり得ます。
実際、再生は大変です。慣れ親しんだ社員さんと涙を飲んで別れなければいけないこともある。個人の財産の大半を失ってしまうこともあるかもしれない。
民事再生中の会社には、再生計画の認可まで融資も下りない。手形を貰ってもどこもお金にしてくれない。途中までは茨の道です。正直、制度も整備されていないからです。
でも、不屈の精神で前に進めば、道は開けます。そのためにも、常に自分の会社の仕事の価値を高める努力を怠ってはならない。
そんな方の、力になります!

税理士法人中山会計のホームページに「専門家ネットワーク チーム・リノベーション」のページをリンクしてあります。思い当たる方は、是非ご一報を!


(文責:Taxman)
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日本の未来 石川の未来②(3月20日放送分②)

<この時代の中で経営者や働く人たちはどうすればいいのか・・>

ともかく、経営者や労働者の皆さんは、こんな時代の中を生きていかなきゃいけない。
そこで、今日はタックスマンなりの生き残りのためのスタンスをお伝えしたいと思います。

まず、甘えを捨てること!時代は変わってしまったんです。「まあ、そのうちまた景気も戻る」なんて考えは捨ててください。
環境のせい、他人のせいにしても、何も始まりません、誰も助けてくれません!「経済環境が悪いから仕方がない」、「社長の責任だから何とか給料今までどおり出してもらわないと」なんて考えは捨てることです!
覚悟を決めないと、生き残ることは出来ません!

次に、こういうときだからこそ、本当にやるべきことをやること!
経営者であれば、自分の会社の一番いいところを見極めて、それを伸ばす努力をする。働く人は、自分の仕事の価値をしっかり把握して、今しておくべきことをしっかりしておく。

たとえば、製造業であれば、培った技術力にこそ価値があるかもしれません。であれば、儲けを狙ったブローカー的な活動はやめて、資金と労力をそこに集注する。働く人は、今の暇な時間を活用して、勉強して新しい資格にチャレンジするとか。
こういうときだからこそ、逆にもともと自分がやりたかった仕事に職種換えすることもありかもしれません。

最後は、絶対にあきらめないこと!
やるべきことを見極めて、会社や仕事の価値を高めていれば、民事再生や任意再生を通じてでも、生き残ることは可能です!

というわけで、安易にポジティブに、とはいえませんが、しかし、人生、やるべきことをやるチャンスだ!と捉えて開き直っていただきたい!


(文責:Taxman)

日本の未来 石川の未来①(3月20日放送分)

現在、皆さんご承知の通り、大変な経済状況です。
1年前にM-Cultureの話があったときには、ちょっとした節税ネタ、利殖のことなどを話そうと思っていました。ところがそんな話はぶっ飛んでしまった!
まず、原油価格高騰で、ガソリンや灯油・重油がバク上がりしました。それが落ち着き始めたトタンに、9月15日のリーマン・ショックですよ。
で、今は倒産ラッシュ。上場企業の倒産件数は史上最高で、ここ石川の地場企業も、ホントばたばたっていう感じで経営破たんしている。も、どこが潰れてもビックリしないってカンジのとこまできています。
ああ、これからどうなるんだろう、私の生活、私たちの会社、地域、いやこの国は、と思ってらっしゃる方はいっぱいいると思うんですね。
そこで、これを考えてみたい。
題して、「日本の未来、石川の未来」。

<TAXMANは経済環境の今後をどうみる?>

まったくもって予断を許さない。それどころか、ますます厳しくなる可能性があると思っています。

<ますます厳しくなるだろうと見る、その根拠は?>

現在の大不況の大もとは、3つの事情によると思うんです。
ひとつは、金融事情の激変。
二つめは、金融問題に端を発して、実体経済に広く不況が蔓延してしまっていること。
三つめは、政策の無為です。

まず、この金融不安の規模が只事ではない。
今回の金融不安の発端は、ご存知サブプライム・ローンですが、これがきっかけで大きな金融崩壊が起きた。
なぜか。

米国市場を中心に、投資効果を最大限に高めるための金融商品が複雑に構築されていた。いわゆる金融デリバティブ商品がこの最たるものですが、これは例えれば狭い机の一角にくみ上げられた、積み木崩しゲーム、ジェンガのようなもので、これが、サブプライムと言うひとつのピースを抜くことによって、一挙に崩れ落ちた。
巨大な積み木の山が。
サブプライム問題は、単に小さな切れ端に過ぎないわけです。
ある本によると、世界中の金融デリバティブの想定元本額は、なんと6京円だというんですよ。
これがどれだけの金額か。日本のGDPは500兆円あまりです。要するに、日本の全国民が飲まず食わずで働いて、120年分。世界のGDP合計は5~6000兆円と言われているので、全人類の所得の10年分。これだけの積み木の山を積み上げて、世界好況ということで浮かれてしまった。
で、この積み木の山が崩れてきている。これは大変なことです。

二つめの、金融不安が、実需を伴う企業にまで広範囲に広がっていることについて。
上場企業の破綻が過去最高件数を記録したのが2008年。これが33件ですが、今年に入ってすでに13件。このペースでいくと、どれだけの件数に達するのか正直判りません。

現在、大企業と言えども、資金調達は至難を極めています。
例えば、CPと言って、短期割引手形を発行してお金を調達するんですが、これが金融不安によりまったく引き受け手がない。
それに、輸出立国の日本の最大のお客さん、アメリカの消費は金融問題で痛んでいたまったく期待できない。

もちろん中小企業はもっと大変です。大企業の下請けだったりしますから。
実際、新聞でも毎日のように地場企業の破綻情報が報じられている。
民事再生などはまさにラッシュと言う感じで、早い者勝ちという様相です。

三つめの、政策の無為。
間違いなく、金融対策を選考するべきだったのに、どっかの首相は口を開けば「景気対策」ばっかり。
それがうまくいかないとみると、「この人を担いでは選挙は戦えない」的な発言ばかり。国として大事なことは、選挙に勝つことですか?
正直、選挙でどこが勝ってもあまり期待できないと思うのは、私だけ?

地場の銀行も大変です。資金を提供しようにも、そんな余裕がない。
そこで緊急融資対策、セーフティー・ネットということです。
これは、、対象業種の会社が、3%程度の売上がダウンしているときには、県の保証を付きで銀行から低金利で簡単にお金を借りられる、という制度ですが、本当にこれが機能しているかには疑問があります。

実は、タックスマンのクライアントさまに、銀行からこんな話が持ち込まれた。
「今回、御社の業種がセーフティーネットの対象業種になりました」
これは760業種あるので、まあ大概の業種が含まれます。
それで、銀行の担当者が言うわけです。
「金利面でも有利ですし、是非これをご利用ください」
「いやあ。そういっても、今お金を借りるつもりはないです。第一、ウチは融資条件である売上のダウンもありませんしねえ」
「ですから、お貸ししたお金は、使わずにおいておかれればまた金利もつきますし。売上ダウンについては、ほら、中山会計さんに相談して、何とかしてもらえば」
まあ、例外的な話だと信じたいですが。

別な会社は、融資がなければ倒産も視野という状況で、
「セーフティーネットを使うならば、商工会議所に行って商工調停士さんの調停を受けてこなければ、融資は出来ません」
と言われました。

僕らの感覚では、商工調停と言うのは、このままでお金が返せない企業の最後の手段だと思ってました。これを受けると、次の融資はまず厳しくなる。
と言うわけで、必要のないところに貸付を押し込んで、ホントに資金が必要なところにはお金が回っていないということになっているかもしれません。
繰り返し言いますが、ごく一部だと信じたいですが。

とにかく、現場ではこんな状況が起こっているかもしれない。
金融行政を末端までしっかりと機能させないと、金融機関も動きようがない。
タックスマン、怒ってマ~ス!


(文責:Taxman)

会計事務所の選び方(2月27日放送分)

<会計事務所ってたくさんあるけど、それぞれ違うの?>
違います。当然。得意不得意分野もありますし、社風も違います。


<得意分野とか社風って、どうやったらわかるの?>

最近はウェブサイトを持っている会計事務所も増えてきました。これを見れば、大体どのような業務をやっているか、判るでしょう。

あと、タウンページ・・・は、まあ、あまり判んないかな。
実は、7~8年ほど前まで、税理士業界には公告規制があって、得意分野などを広告媒体に掲載してはいけなかったんです。もう規制は撤廃されましたが、電話帳公告にはまだその名残が残っているかも。

あと、社風は、これはもう代表者である所長先生のキャラクターに掛かっていますね。
タックスマンの会社も、みんなおバカで声のデカイキャラばっかり・・・ってことはないです。ハイ。ノムさんのような常識人もいます。ってだれが非常識ですか!
まあ、事務所を訪問してみればわかりますね。

<何を依頼するのかによって会計事務所の選び方が違うの?>

一般的には、「年末スペシャル!儲かる会社儲かる人」でお話したとおり。一般の会社と一緒で、接客マナーがいいこと。高飛車なセンセイはダメですね。あと、契約時に契約書や見積書が提示される事務所は透明性が高いと思います。
まあまあ、いいがにしといてあげるし・・・っつってて、あとから請求書来て「こんな払えんぞいや」ってこと、けっこありますんで。

まあ、長く付き合うビジネス・パートナーとして選ぶわけですから、くれぐれも慎重に・・・
もちろん、何を依頼するかによって、当然選ぶ事務所も変わってきます。
個人の確定申告の場合は、とにかく親身になってくれる所長先生がいいでしょう。

会社組織の場合には、いろいろ目的があると思います。
税務調査の心配をしている経営者さんだったら、税務署にもちゃんと交渉してくれる人を選ぶべきでしょう。


<相続や経営再建など依頼するときには?>

相続税申告・対策の場合、相続人よりも年上の所長さんの所のほうがいいかもしれませんね。
遺産を分ける分割協議ですんなり行かないことも多いですから、若いとちょっとキツイかも。

会社の成長や再建を目指す経営者の方がそのパートナーを選ぶには、信念があって、組織のしっかりした事務所がいいと思います。常に世の中の動向を掴み勉強を惜しまぬスタイルを持っていて、他の専門家、例えば弁護士さんなどと連携するネットワークを持っていることが重要でしょう。

いずれにしても、会計事務所の仕事と言うのは、ずいぶん変わってきました。
これからはもっともっと大事な仕事になってくると思います。

昔は会計事務所に勤めるのは徒弟制度で弟子入りするようなもので、資格を目指す人や手に職を付けたい人など、ちょっと特殊な就職先という感じでした。でも、これからはそうではなくなってくると思います。

比較的不況にも強い業種ですし、本気で人の役に立ちたい、ありがとうと言われたいそこのあなた!
就活先として、是非会計事務所を検討してみてはいかがでしょうか?


(文責:Taxman)

年末年始開運スペシャル!儲かる会社、儲かる人 Ⅱ

<儲かる会社の「ヒト」の特徴は?>
まずは、働くスタッフ編。
「お客さん」と呼んで平気な会社は、まず伸びないですね。それが飲食だったり接客業だったりであれば、論外です!
会計事務所でも、つい最近までは「関与先」なーんて言ってました。
そんなことだから、会計事務所は固くて暗くて、成長する組織でないと思われちゃうんだとの思いから、Taxmanの会社では、もう6年も前に「お客様」「クライアント様」とお呼びするように変えました。
当時は、「そんなことだと納税者から舐められる」とか「関与先が言うことを聞かなくなる」とか周りから言われましたが・・・
「お客様」とお呼びするのは、全ての業種で、基本だと思います!
最近は病院も「患者様」と呼ぶ時代ですからね。

<言葉の面では?>
「スミマセン」という言葉が聞こえない会社は、いい会社だと思います。
「申し訳ありません」「ありがとうございます」と、あいてに伝わる言葉で、ちゃんと言えるはずです。
どれだけ「スミマセン」を連発しているかを知るには、一日「スミマセン」と言わないゲームをやってみるといいですよ。
ランチに行って、注文するときに「お願いしまーす」とか。なかなか難しいです。
「スミマセン」では、済みませ~ん!
あと、スタッフにその会社の商品説明を求めてみると、全体のレベルがわかりますね。
レストランで言うと、「今日のお勧めは何?」とかね。澱みなく答えられれば良し。「日替わりランチです」「付け合せは何?」といって何度も奥に聞きに行くようではダメ。打ち合わせもできてないと言うことです。
普通の会社でも、営業マン以外の人に「御社のイチオシの商品は?」とか聞いてみるといいです。
あと、クレームのときにその対応の仕方でその組織のスタイルがよく判ります。
同僚のミスにも自分のことのようにとにかく頭を下げて「申し訳ありませんでした」と言えるかどうか。誰のお客様、ではなく、会社のお客様ですから。

<上司と部下の関係は?>
上司・経営者編ですね。
「部下がダメなんです。いつも言ってやってるんですが。」っていう上司は、最悪。
ホントは誰の責任か、よく考えたほうがいい。
仕事で実績が認められて管理職になった人に多いですが、自分の実力をひけらかしたいために、部下がいかに無能かを殊更に主張する。見苦しい。
本当は、部下の成長こそが上司の勲章のはずです。

<経営者も千差万別だと思うけど?>
意外といるんですよ。「俺はこんなに理想が高いのに。お前らが動かないから!」って経営者。間違いなく、社内のテンションは低くて、やらされ感が充満しています。
あと、ほんとに成長する会社の社長は、聞き上手ですね。
逆に、自分の話を延々滔々と続ける社長がいる。人の話を遮る人もいる。
こういう社長には、人は付いていかない。
結局、自分に関心があるかどうかはみんな判るんですね。
人間好きな人でないと、組織はまとめられません。

<簡単そうだけど、実行されている会社は意外に少ないのでは?>
このブログを見て「馬鹿なやつがいるもんだ」と思っている経営者さんも多いと思いますが、そこの社長さん、部長さん、大丈夫ですか?
自分のことは意外と気付かないもんですよ。
と言いながらも、社長職って言うのはホント大変です。嫌われるのは当たり前の商売ですからね。
人当たりがよくて気のつく社長さんのところの従業員さんと話して、「御社の社長は素晴らしい」なんていうと、「うちの社長は富士山と一緒です。遠くで見ていれば素晴らしいかもしれないけど、近づいてみると、アラばっかりで、欠点ばかり見えて、上にいけばいくほど、しんどいです」なんて話がゴロゴロしています。

<具体的にどこから始めればいいの?>
世の社長さんたちに、少しばかりのヒントを、タックスマンからのクリスマスプレゼントとして。
社員に愛されたければ、シンプル。部下の悪口を言わないこと!取引先はもちろん、幹部にも、友達にも、家族にも。伝わらなくても、相手には判ります!
あと、部下からの提案や会社の課題などに対する決断は、早く!多少間違っていたとしても、早い決断、決断力が会社の力になります。
最後に、出来るだけたくさん社内で「ありがとう」と言うこと。一日に何回「ありがとう」と言えるかが、勝負だと思ってください。

いろいろお話してきましたが、キーワードは「お客様とお呼びする」「スミマセンを言わない」「ありがとう、ありがとうございますをたくさん言う」
まだ出来てないとすれば、これだけでも、きっと取引先様から「会社の雰囲気、変わりましたね」といっていただけると思います。
運気を上げていきましょう!
タックスマン、今日は偉そうで、すいません!


(文責:Taxman)